ホームパーティーにお呼ばれして、あいさつを済ませ、席に着くと、目の前に料理が並んでいたとします。
ホスト役の家族が手間暇かけて作った料理は、とてもおいしそうです。
たくさんの賛辞と、ちょっとのお世辞を込めて「とても美味しそうですね」と言いたい時、こんな言い方はいけません。
It appears delicious.(一見おいしそうに見えるけど、実際はどうかなぁ~)
こんなこと、相手に伝えてしまったら、二度と呼んでくれないに違いありません。
appearsという動詞は、確かに「~のように見える」という意味なのですが、ちょっと使い方に気を付けなければいけないのです。
「とても美味しそうですね」というのは、英語ではこのように言うと良いでしょう。
It looks delicious.
lookとappearの違いは、lookが「実際も中身も、~のように見える」という意味なのに対し、appearは「外見は~のように見える」という意味になります。
つまり、appearは、「見た目は~のように見えるけど、実際のところはわからない」というニュアンスを含んでいるのです。
appearとlookを使った例文を、もう一つ紹介しましょう。たとえば、こんな感じです。
He appears a weak person.(彼って、弱そうに見えるよね)
※実際には、強いかもしれない
He looks sick. Why don’t we call an ambulance?(彼、具合悪そうだよ。救急車呼ぼうか?)
このあたりの使い分けは意外に重要ですので、押さえておいた方がよいでしょう。
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