ある日、あなたの会社に佐藤さんという方が来社されました。
その方は、あなたの上司を商談のために尋ねてきたので、待合室に通して上司にその旨を伝えようとしました。
当然、「佐藤さんがお待ちです」と言いたいのですが、
この時、Miss Sato is expecting.というと、どのような意味にとらえられるでしょう。
・・・一歩間違えばセクハラで訴えられますよ(笑)
いきなり She is expecting.というと、状況によっては、expecting a baby(妊娠している)を省略していると受け取られることがあります。
「人を待っている」と言いたい時は、expectの後ろに「待っている相手」を必ず入れるようにしましょう。
Miss Sato is expecting you.とすれば、「お待ちしている」という意味になります。
それから、当然のことながら、waitを使うこともあります。
こちらは、以前の記事で紹介しましたね。
Miss Sato is waiting for you.
これは失礼ではありませんが、特に丁寧でもない普通の言い方です。
同僚などに対して使うのであれば、こちらの表現のほうが良いかもしれません。
「expect」と「wait」のニュアンスの違い
expectは楽しみに待っている、期待しながら待っているというイメージです。
ですから、Miss Sato is expecting you.だと、何かワクワクしながら待っているという姿を想像できます。
この姿をほかの表現で言い換えるとすれば、
Miss Sato is looking forward to seeing you.(佐藤様があなたに会うのを楽しみにしていますよ)
と言った感じになります。
一方、Miss Sato is waiting for you.はそこまでポジティヴなイメージはありません。
単に事務的に待っている姿を想像してみてください。
・「is looking forward to」もexpectに近いです
・結局、「wait」が一番無難です
あの有名リスニング教材にトライしてみよう
「ヒアリングマラソン6か月コース」は「1000時間ヒアリングマラソンに興味はあるが、1年間できるか分からないので、まずは半分の期間で試したい」という方に、うってつけのコースです。通常の1年コースと同じものを最新号から6カ月間毎月お届け。受講期間・教材量は半分となり、より完走しやすくなります。もちろん6か月コースを完走できたら、そのまま1年コースに移行可能。最高峰のリスニング教材と評判の1000時間ヒアリングマラソンの前に、ハーフマラソンで腕試ししてみませんか?