あなたが仮にアメリカの企業に転職したとします。
そして、日々、業務を行っていく中で、上司から
「今の仕事に満足しているか?」
と尋ねられたとしましょう。
あなたとしては、「十分に満足しています」と伝えたいのですが、
さて、このような場合、どのように答えたらよいでしょう。
1.I can’t ask for more.
2.I couldn’t ask for more.
どちらが正しいと思いますか?
前者を選んでしまったあなたは、このように答えたことになります。
この場合、2番が正解です。
この辺りは、英語の非常に面倒なところで、can’tとcouldn’tで意味が大きく変わってしまう例の一つです。
can’tは「できない」という意味です。
ですので、I can’t ask for more.は「これ以上は聞けません」という意味になってしまいます。
一方で、couldn’tは「~することなど、とてもできません」という意味です。
そのため、I couldn’t ask for more.というと、
「今以上のことなど望みようもありません」→「現状に十分満足しています」
という意味になります。
このようなcouldn’tの使い方は結構ありますので、覚えておくと便利です。
例えば・・・
I couldn’t be better.「これ以上ないくらい元気」
I couldn’t tell you.「知らないから、言いたくても言えない」
I couldn’t agree more.「大賛成!」
couldはcanの過去形とだけ覚えておくと、このような表現の本当の意味が分からなくなります。
この辺りのニュアンスをつかむことができるようになれば、会話のレベルも一段上がったと自負して良いでしょう。
・couldn’tとcan’tでは、意味が異なりますので注意です
・couldn’tが使われるフレーズは、その都度、覚えてしまいましょう
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