あなたは今、オフィスにいます。
さて、そろそろ帰ろうかと周りを見渡すと、机の整理をしている同僚がいます。
そして、その同僚から、「手伝ってくれない?」と頼まれました。
さて、「喜んで手伝うよ」と言いたいのですが、こんな時、どう表現しましょうか?
昔、高校英語で「be willing to ~」を「喜んで~する」と習いませんでしたか?
それを真に受けて、「I am willling to help you.」と言うと、こんなニュアンスになってしまいます。
実は、willingには「喜んでやる」という意味があるのですが、I am willing to~は、「やってあげても良い」という感じで伝わってしまいます。
「本当はやりたくないけど・・・」というニュアンスを暗に含んでしまうのです。
では、こんな時はどういえばよいでしょうか?
この辺りの表現を覚えておけばよいでしょう。
・Let me give you a hand.(お手伝いさせてください)
・OK, I’ll help.(わかった。手伝うよ)
特に二番目の「Let me give you a hand.」がオススメですね。
willingの意味が変わってしまう理由
それにしても、「willingは喜んで~すると習ったはずなのになあ」と思っていらっしゃる方もいるでしょう。
それ自体は間違っていません。
しかし、willingは、皆さんが考えている以上に厄介な形容詞なのです。
次の例文をご覧ください。
This flower is beautiful.(この花はきれいだ)
be動詞の後ろにつくのが形容詞の叙述用法と言います。
This is a beautiful flower.(これはきれいな花です)
このように名詞を修飾する形容詞の使い方を形容詞の限定用法と言います。
そして、willingは、叙述用法と限定用法でニュアンスが異なるのです。
このような形容詞は、ほかにもいくつかありますので、出てきたら、その都度覚えるようにしましょう。
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