アクセントの違いを意識すると、リスニング力がアップする
なぜ、日本人が英語が出来ないのか?
よく言われることですが、日本人は恥ずかしがり屋の方が多く、「日本人は英語が話せないのではなく、話さないだけだ」とも言われます。
多国籍企業での会議では、「日本人に発言させ、中国人を黙らせれば、その会議は成功だ」などと言われます。言い得て妙という感じですが、それほど日本人は外国人とのコミュニケーションに一歩引いたところがあるみたいです。
実際に、中国人やシンガポール人、インド人などは、日本人よりヒドイ英語を平然と話しています。私が香港に旅行したとき、宿泊先のホテルのフロントに「お前の英語は悪くない」と言われたことがあります。そのフロントの人は、何を言っているのかわからないようなひどい英語を話しているにもかかわらず・・・です(笑)。
ですので、「下手でもいいから、話してみる」事を強く意識してみるのは非常に大事なことなのです。
英会話における日本人特有の技術的問題
しかし、一方で日本人特有の技術的問題もあります。それが、「日本人は音の強弱をつけるのが苦手である」という事実です。
実際に、平坦な音をネイティブの外国人は聴き取りづらいのです。
例えば、「た・ま・ご・や・き」という平坦な発音が外国人は出来ません。
必ず「た・ま・ご・や・き(赤字の部分は強勢を置いた部分です)」という発音になります。
元々、英語というのは音の強弱がある言語ですので、そのような強弱をつけるのが苦手な日本人が発音した英語が伝わりにくいのは当然のことなのです。
逆に言うと、この音の強弱をしっかりつけてやりさえすれば、日本人の話す英語は十分外国人に通用すると言うことです。
強弱に気をつけて聴いてみる
私は、このことは大学時代に音声学を研究して理解はしていましたが、ここまで重要な要素だとは思っていませんでした。実際にネイティブの発音を聞いてみると、音の強弱がハッキリしている事がわかります。
この点に着目して聴いてみると、音の強い部分だけ聞けば意味が分かりますし、聞こえなかった部分も何を言っているか類推出来るようになります。結果的に、「この強弱を意識して聴いてみる」というのは、リスニング能力の向上に繋がったように思います。
皆さんも、是非、注目して聴いてみて下さい。
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