以前のコラムで「初級者に対して英会話教材が役に立つのか」というテーマを取り上げました。
では、中級者・上級者についてはどうでしょうか?
英会話教材は、ある程度実力をつけた中級者・上級者にとっては、その価値は若干落ちます。
既に読み書きが出来て、ある程度の会話がこなせるレベルになったら、英字新聞・ペーパバック、外国ドラマやCNNなどの海外ニュースなど、生の英語を出来るだけ接したほうが学習効果は高いことが多いです。
中級者・上級者の場合、単なる会話異常のレベルを求めるのが普通です。例えば、ビジネスシーンで使いたい、翻訳・通訳のレベルを目指しているなどです。上級者のレベルに達した方であれば、映像翻訳や同時通訳のスクールに通い始める方も少なくありません。
そんな方々でも、英会話教材が役に立つことがあります。
英語は日常的に触れていなければ、徐々にその能力は衰えていきます。そして、その能力維持に英会話教材は役に立ちます。実際、上級者向けの英会話教材には、ビジネスシーンで使われる会話表現をふんだんに取り入れたり、時事英語で使われる英単語を掲載したり、様々な工夫がされています。
ですので、中級者・上級者の方にとっても、英会話教材は役に立ちます。TOEICなどの資格試験向けを目指している方は、能力維持だけでなく、そのまま試験対策になったりします。
ですので、自己啓発のためにも、中級者・上級者の方も英会話教材の実践を検討してみてはいかがでしょうか?
そして、教材の選択は、自分が勉強を続けられそうと言う学習教材を選択することが重要です。このレベルの方にとっては、楽しくないと続けられない事がありますので、映画・小説・演劇・スポーツ、何でもかまいませんので、自分の興味を引かれるテーマを扱った教材を検討してみてください。
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