見送りに行ってきます(I’ll see him off.)

会社に佐藤さんというお客様がやってきました。

打ち合わせを終え、あなたはお客様を駅まで見送りに行くことになりました。

そこで、「佐藤様をお見送りに行ってきます」と上司に伝えようと思いましたが、

さて、こんな時、どういえばよいでしょう。

英語の名詞で「見送り」はsend-offという単語があります。

あぁ、この単語をそのまま使えばよいじゃんと思って、

I’ll go to the station to send him off.

というと、とんでもないことになってしまいます。

追い払ってきたよ

確かに、「send + 人 + off」は「~を見送る」と辞書には書いてあります。

しかし、ネイティヴの感覚では、「~を追っ払う」とか「~を発送する」というニュアンスで使われることが多いのです。

この場合は、下記のような表現を使うとよいでしょう。

I will go to the station to see him off.
(彼を駅まで見送りに行ってくるよ)

ただ、「see + 人 + off」は少し堅苦しい言い方です。

I will take him to the station.
(彼を駅まで連れて行きますよ)

これでも十分、「見送りに行きますよ」という意図は伝わります。

これも、前回お伝えした「逐語訳が良いとは限らない」という例です。

「お見送りに行ってきます」を表すフレーズ
・send + 人 + offは「追い払う」という意味が強いです
・see + 人 + offでOKですが、少し堅苦しい感じです
・「駅に連れていく」で十分、見送りのニュアンスが伝わります

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