日常会話は教科書通りのきれいな言葉ではない
日本人が英語を苦手とする理由の一つに「必要以上に完璧主義」であることが挙げられます。私たちは、英語を受験勉強を通じて習うことが多いです。そして、その究極的な目標は、「テストで高い点数を取ること」です。
試験問題というのは良くできています。英文法の観点からも、正確であることが求められます。そうでなければ、試験後、受験生から非難の雨あられ・・・なんてこともありうるからです。
ここに誤解の原因があります。それは、「外国人は完璧な英語を話している」という誤解です。そして、ネイティブレベルの英会話とは、この英語を完璧に読み・書き・話すができないといけないのだと。
しかし、われわれ日本人に当てはめてみれば、私たちとて日常的に完璧な日本語を話しているわけではありません。はっきり言って、良く意味の分からない会話というのは珍しくないですよね。
つまり、日本語・英語に限らず、言葉というものは「教科書通りに完璧なものではない」ということを覚えておくべきです。
語学学習において完璧主義は逆効果でしかない
先ほど述べたように、日常会話というものは教科書通りのきれいなものではないのですから、私たちも完璧主義な英語学習は止めたほうが良いです。
文意も「8割くらい把握できたらＯＫ」くらいの気持ちでいましょう。英単語も、ある程度の数を覚えたら、後はその場で聞けばよいのです。その方が、気楽に勉強できますし、長続きします。
完璧主義になって勉強に挫折するよりは、8割主義になって勉強が長続きしたほうがよっぽど有益ですよ。
英語学習の裏話
どんな言語学にも、文法家という方々がいます。英語にも英語の文法学者がいるのですが、実は、日常会話の中で文法的に説明がつかない表現というのは、たくさんあるのです。そのような表現を文法的に分類するとどうなるかと言うのを研究するのが彼らの仕事なのですが、このように、語学というものは公式どおりに分類できるほど、単純なものではないのです。
まさに「言葉は生きている」のですから、もっと大らかな気持ちで勉強しましょう。
・単語も文法も8割程度出来ればＯＫ！！・完璧主義は挫折の元。こだわり過ぎないように！！
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