早く話すことを目標にしない

初心者はとにかくゆっくり話すこと

「英語が話せる=話すスピードが速い」と誤解している方がいます。

海外ニュースなどをみると、ネイティヴスピーカーがすごいスピードで英語を話しているのを見て圧倒されてしまいます。

確かに、英語のネイティヴスピーカーの話す速度は非常に早いと感じます。

ニューヨーカーなどは、特にスピードが速いですね。

しかし、外国人である我々が、そのようなスピードを目指す必要はありません。

日本人は、そんなに早く言葉を話す習慣がないので、あくせくした印象を相手に与えてしまいます。

また、ネイティヴスピーカーでも、大学教授や弁護士などのキャリアを持つ方は、比較的話し方がゆっくりです。

我々が目指すべきスピードは、むしろこちらのほうでしょう。

実際、速く話すことは、技術的に簡単なことではありません。

ですので、特に初心者の方の目標としては適切ではありません。

また、ネイティブスピーカー側も、ノンネイティブの方が無理をして速く話す英語は聞き取りにくいという声もあります。

確かに、日本語でも外国人の方が早口で話すと、非常に理解しにくいものです。

それと同じことでしょう。

ですので、初心者の方がスピーキングのトレーニングを始めるときは、とにかくゆっくり話すことから始めましょう。

英語を話すことに慣れてきて、スピードを上げても相手がきちんと聞き取れることを確認できたら、徐々にスピードを上げていけばよいでしょう。

自分の言いたいことを相手に伝えられれば十分

「自分の伝えたい内容を相手に的確に伝える」事ができれば、十分に合格です。

「もっとかっこよく、もっとスマートに」と一段階上のレベルを目指すのは結構ですが、初心者の方がそこまで望むのは無理があります。

初心者のうちは、ゆっくり話すことが自分にとっても相手にとってもベストなのです。

ゆっくり話せば、言葉の構成を多少なりとも考える時間が与えられます。

また、相手もスピードが遅い方が聞き取りやすくなります。

難しい発音やイントネーションにも、スピードが遅い方がきちんと意識して話すことができます。

そのため、話す英語の質が高くなります。

このように、ゆっくり話すことは自分にも相手にもメリットがあるのです。

まずは、「自分の言いたいことをはっきりと相手に伝える」ことをファーストステップにしましょう。

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