英単語の覚え方

英単語の覚え方は1つじゃない

地味ですが英単語を覚えるというのは、英語学習の基本中の基本です。単語の意味が分からなければ、そこで全てはストップです。どれだけ文法知識やリスニングスキルを磨いても、単語の意味を知らなければ、流れてくる英語の音声は単なる雑音に過ぎません。

よく英会話教材や英語本で謳われている「聞くだけでOK」といった類の宣伝文句は、事実ではありません。なぜなら、流れてくる音声を聴くだけでは、その単語の意味はわからないからです。言葉とすら認識できないと思います(タイ語やタガログ語のような全く分からない言葉を聞いてみれば、このことが痛感するはずです。)

つまり、意味を知っている単語の数を増やさなければ、語学力が上達することはあり得ません。

そういったわけで、英単語を覚えるというのは極めて重要なのですが、ではどんなふうに勉強すればいいのでしょうか?

よく「英単語は文章で覚えろ。単語帳を丸暗記するのは効率が悪い」と言われますが、英単語の覚え方に正解はありません。単純に、記憶力の良い方であれば、単語帳をバリバリ覚えた方が効率が良かったりするのです。

ここでは、いくつかの英単語の覚え方をご紹介しますので、自分に合った覚え方を探してみてください。

 英単語カード

表には英語で単語が書かれていて、めくると日本語で英語の意味が書いてあるという、誰もが一度は試したことがある非常にオーソドックスな方法です。テスト直前に英単語カードを使って大量に暗記をする中学生御用達の学習方法。 実は、私はこの覚え方で単語を攻略しました。ただし、単語帳だけでなく、単語帳に付属された音声(当時はカセットテープでした・・・)も聴きながら単語を覚えました。

単に紙に書いて覚えると言うと、苦痛が大きく挫折率も高いでしょうが、音声教材と書籍がセットになった教材を使うと、挫折の確率を下げることが出来ると思います。

 文脈の中から覚える

英単語カードのように、ただ単純にその単語だけを覚えるのではなく、文章と一緒に覚えて行く方法です。このやり方は非常に人気がありますが、使用する教材の出来によって、定着率に大きな差が生まれやすいというデメリットもあります。

 語源を把握しながら覚える

語源を理解しながら英単語を学んでいく方法はここ数年でかなり浸透しました。例えば、insecticideは「insect(虫)」と「cide(殺す)」で殺虫剤といったように、単語が発生した語源・流れから理解していくという方法です。 最近ではこの「語源系」の英単語本も多く見かけるようになりましたが、カバーしている単語数が少ないことと、全ての単語について語源をカバーするのは時間的にムダが多すぎるといったデメリットもあります。

結局、ボキャブラリーの増やし方は、自分にあった覚え方でかまわないのですが、最初には基礎的な単語集を購入し、覚えて欲しいと思います。なぜなら、基本単語も押さえないで、いきなり文法・リスニングから入ると、知らない単語をいちいち辞書で調べる・・・と行った状況に陥り、だんだん学習が苦痛になってくる恐れがあるからです。

ですので、少なくとも中学生でならう英単語程度は、きちんと覚えてから英語の学習に入るようにした方が効率が良いです。

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