イラン旅行記(14) 帰国

そんなこんなで、イスファハンで4日間を過ごし、いよいよイランを立ち去る日がやってきました。

予定では、その後、マレーシアで数日を過ごし、日本に帰る事になっていました。

このときのフライトは、イスファハンで午後10時発のテヘラン行きに乗り、そのまま国際便に乗り換え、午前11時発マレーシア行きという旅程でした。

なんとメフラバード国際空港で11時間のトランジット待ち!!

最後にぶらっとイスファハンの町を散策し、Aladdinの主人に別れを告げました。

そして空港までのタクシーを呼んでもらい、空港でイスファハンで出くわした新婚夫婦と待ち合わせ(実は、テヘランまでのフライトが同じ便だったのです)。そして、またしても遺憾ながら機内食を残しました。実はこのご夫妻も「イラン航空の機内食はまずくて食べられませんね」と言っていましたので、私の味覚だけが特別というわけではなかったようです。

彼らは、エミレーツ航空でドバイまで行くことになってましたので、テヘランの空港でお別れ。

最後に「お幸せに」と声をかけて、一足早く機上の人となりました。

今頃、幸せに過ごしてるんでしょうか・・・

そして私は空港で眠いけど、ベンチが硬くて眠れない・・・という到着直後と同じ苦痛を味わうことに。でも、このときはもう最後だし、という気持ちがあって、ホテルに宿泊ということはやめました。寝過ごしたら最悪ですし・・・。

トランジットの時間を何とか耐え切り、ようやく私もイラン出国。楽しかった思い出と若干の体の苦痛を感じながら、マレーシアに向かいました。

イランを出国して、マレーシアのクアラルンプールに到着したのは夜の11時。とりあえず市内にいってホテルを決めようと思っていたんですが、疲れきっていて面倒だったので、空港であらかじめ決めてしまうことに。結構ぼったくられていたのですが、そんなこと気にしなくなっていました(疲れすぎてて、そこまで意識が回りませんでした・・・)

ホテルに行って案内されたのは窓のない部屋。。。

窓がないって精神的に圧迫されるものですね。オフィスには窓がないといけないという法律の規定があるそうですが、なんか納得しました。

翌日、クアラルンプール市内をちょっと散歩。イランでつけていた旅行記の整理をしつつ、のんびりとお茶を飲むといった感じですごしていました。

マレーシア
※クアラルンプール市内で一枚。このときは曇っていましたが、この後、すぐ快晴に!!

今、振り返ってみると、出会いあり・トラブルありで、とても思い出深い旅行でした。

今は、とても中東に行けるような情勢ではありませんので、やはり、このとき行っておいて良かったなと今でも思います。そして、あの時出会った人たちが、どのようにすごしているのか、気になったりします。

また、いつか行ってみたいものです。

(終わり)

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