イラン旅行記(8) 国境の町ザヘダンへ

バムのバスターミナルでチケットを買い、バスに揺られること3時間、パキスタン国境に近い町、ザヘダンに到着しました。

ターミナルについて、とりあえず散策してみたが、これといった見所もなく、ザヘダン大学の学生さんたちとちょっと会話をかわしたくらいでした。街の雰囲気はあまりよくなく、会話した生徒さんたちは、私が日本人と言うことで、非常に珍しがってくれました。

ですが、この町で日本人は目立つから、ただの旅行なら早く立ち去ったほうが良いと薦められました。他の学生さん数人も「ここは危険。何が起こるかわからない」と言っていました。

こういう現地の方のアドバイスは素直に受けなければなりません。

ありがたい、速やかに立ち去ることを決意しました。

そして、バスターミナルに戻り、ケルマン行きのチケットを購入。その日はまたしても車中泊でした。

ザヘダンからケルマンのバスターミナルに到着。今回のバスも古いボルボで、体が痛くなりました・・・

どうも私はイランでのバス運がないようです。

そして、ターミナルについて早々、周りの雰囲気がおかしいことに気がつきました。

何か私に対して鋭い視線を感じるのです。

ひょっとしたら前日のトラブルが尾を引いているのかも・・・と思っていたら、案の定でした。

ここでも親切なイラン人女性が教えてくれたのですが、昨日、私に絡んできた3人組は、バス会社のオーナーの息子らしく、何らかの原因で私が彼らの不興をかったらしい事、彼らが私の悪口を吹聴して歩いていた事を教えてくれました。そして、ケルマンから出すなという雰囲気になっていると。。。

とりあえず、ターミナルは離れたほうが良いとアドバイスされ、私は近くにとまっていたタクシーに乗り込み、とりあえず市街地に向かいました。

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