今回は、およそ20年前にフランスのパリへ旅行に行った時のことを書き綴りたいと思います
といっても、パリの旅行記なんて、他にいくらでもあるでしょうから、あまり観光案内的な事は書くつもりはありません。
ここで、お話ししたい内容とは、「私の英語脳が目覚めたきっかけ」についてです。
私は、大学で英文学を専攻していましたし、中学・高校と英語の成績は非常に良かったので、いわゆる英語コンプレックスとは全然無縁でした。
しかし、読み・書きは高いレベルでしたが、会話となると全くダメで、外国人の方を目の前にするだけで、ガチガチに緊張してしまうようなタイプでした。
言いたいことも、全く口から出てきません。
本当に一言も出ないのです。
典型的な英語の出来ない日本人と言っても良いかも知れません。
それが影響してか、私は大学時代、海外旅行というものをしたことがありませんでした。
海外でネイティヴの外国人とコミュニケーションをとるのが怖かったのです。
社会人になって、全く英語が必要の無い部署に配属され、内心、英語から離れられて良かったと胸をなで下ろしていたのですが、どうしても行きたい国が出てきてしまいました。
それは、フランス・パリ。
当時、私は競馬がとても好きで、週末は競馬場へ入り浸っている日々を送っていました。そして、当時、海外競馬に挑戦した2頭の競走馬がいました。
シーキングザパールとタイキシャトル。
【シーキングザパール】
【タイキシャトル】
この2頭がフランスのG1レースに挑戦すると聞き、私はいてもたってもいられなくなりました。
そして、1998年9月にシーキングザパールが出走するムーランドロンシャン賞というレースを見に行くことにしたのです。
さらに、たった一人の個人旅行です。ガイドなんてつきません。
ビビリの私にとっては、かなり思い切った決断でした。
その時、思いがけないアクシデントがあって、私の英語脳は開花したのです。
その時の経験を、この旅行記を通じて、皆さんにお伝えしたいと思います。
それでは、スタートです。