中級者の方が英会話教材を選ぶ際に気をつけることは、「今の自分のレベルを正確に把握する」ということです。
例えば、既にある程度のヒアリング能力がある方が、「リスニング能力向上」を謳った教材を手にしてもつまらないだけでしょうし、ボキャブラリー豊富な方が「語彙力養成」の教材を使用しても、知識の確認だけになってしまい、楽しみよりも苦しみが先に立ってしまうと思います。
ある意味、中級者の方は、「初級者以上に教材の選び方に気を遣う」と言えるかもしれません。
なぜなら、途中で挫折する確率は、この中級者にこそ多いからです。
中級者が挫折する理由
中級者の方が挫折する理由で、一番多いのが「この教材はしっくりこない」とか「使ってみたけど、つまらなかった」など、教材の質よりも、自分の興味をそそられなかったという、いわゆる「学習者の興味と合致しなかった」という理由です。
中級者のレベルに来ると、「英語を肩肘張って英語学習を頑張る」という段階を既に卒業している方が多いので、自分が楽しめないとなかなか続かないものなのです。
ですので、中級者の方は、「能力向上に効果的な教材」を探すことももちろん、「自分が楽しめそうか」という点も考慮に入れる必要があります。
普段、小説を読むのが嫌いなはずなのに「イングリッシュ・アドベンチャ-」を選択しても意味がないでしょうし、逆に時事英語に興味はないのに「ヒアリングマラソン」を利用しても、毎日のヒアリングが苦痛になるだけです。
また、このレベルになると、あまりにも簡単な教材に不満を抱く傾向が強くなり、やはり挫折の原因になります。
ある程度、学習が進んでいるからこそ、「その時の自分に合った教材」を見つけるのは、初級者以上に難しくなってくるのです。
どんな分野でもそうですが、教材を作る側からしてみても、中級者にぴったり合った教材を作るのは非常に難しいです。
というのは、中級者は全体的な能力を引き上げる「ボトムアップ」を目指せば良いというものではなく、特定の部分にのみスポットライトを当てて、能力向上を図っていかなければなりませんが、そのような教材を準備するというのは、なかなか大変だからです。
なにが苦手なのかを把握する
今まで述べてきたとおり、中級者は事前に自分がなにを苦手としているのかを正確に把握しておく必要があります。このレベルに来ると、「楽しむ」という事だけではなしに、「仕事や一段高い趣味のレベルで英語を活用したい」という希望を持つ方が増えてきます。
そのためには、「弱点の補強」という少しつらい作業がどうしても入ってきます。
しかし、それなくしては上級者への道は開けません。
「少しつらい」と思われるような状況は、上級者への最後の壁だと思って、頑張ってみましょう!
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