英単語は発音も必ず覚えよう

昔の大学受験は、長文読解・英文法・英作文がメインとされていました。

試験会場でリスニングテストはない大学が圧倒的に多数でしたので、大学受験予備校でもリスニングのクラスを導入しているところは、代ゼミなどの大手予備校の一部に限られていました。ですので、受験生の間でも、「意味は知っているけど発音は知らない」という学生が非常に多かったものです。

現在は大学受験ですらリスニングが重視されて生きている時代です。実際に「英語を話したい」と思っている方が「単語の発音を知らない」という事態はあり得ないことです。

なぜなら、発音が正確でなかったら、言葉として役立たないからです。

例えば、「rice」と「lice」はカタカナにすると両方とも「ライス」です。

しかし、「rice」は「お米」「lice」は「シラミ」です。この両者を区別して相手に伝えるには「正確に発音する」ことが必ず必要です。そして、聞く側も「l」と「r」をきちんと聞き取れるリスニング能力がなければなりません。

いわば、「意味と発音」は車の車輪のようなものです。二つ揃って初めて意味を成すのです。

ボキャブラリーを増やそうと思ったとき、この両社をきちんと把握しながら量を増やしていかなければなりません。どちらか一つでも欠けてしまうと片手落ちで、実際の英会話の現場では役に立ちません。

最近の英単語帳には付属でCD教材が付いてくることが多いですので、これは必ず活用しましょう。単語を紙に書いて覚えるより、音で覚えた方が遠回りのようで逆に早いことが多いのです。

英単語を覚えるときには発音も押さえる。必ず実践してください。

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