※ここに掲載する情報は、私が2002年9月に旅行した時の情報を元に記載しております。既に10年以上経ちますので、旅行に行かれる際は、最新の情報を入手した上で、渡航の是非をご判断ください。
イランの言葉について
このサイトでは、英会話の勉強法をテーマとしていますが、イランでも英会話はある程度、有効です。特に、お土産物店・飛行場・ホテル・銀行では、英語が出来れば、とりあえず目的は達成できます。
ただし、ケルマンより東(バム・ザヘダンなど)に行くと、英語は次第に通用しなくなり、ペルシャ語、地域によってはウルドゥ語が使われています。イランの公用語はペルシャ語ですので、簡単な会話は覚えていった方が便利です。
また、ペルシャ文字を読み書きするのは非常に困難ですが、少なくとも数字の表記は覚えていく必要があります。これがわからないと、バスの時刻表も読めません。
イランの治安について
2002年9月当時は、それほど治安の面での不安はありませんでした。男性であれば、夜中に出歩いても全然平気でしたし。しかし、現在では国内の治安が悪化し、私が訪れたバム近辺でも、日本人大学生が誘拐された事件が発生しました。
お勤めされている方で、この辺を個人旅行されたい方は、今はちょっとやめておいたほうが賢明かもしれません。危険云々だけではなく、旅行がスケジュールどおり進まない可能性もあるからです。
また、 治安は事前に十分調べる事は鉄則です。日本で聞いたことと現地の情報は若干異なりますので、最新情報には特に注意するようにしてください。
その意味では、ツアーを利用するのも一考の余地があります。シルクロードツアーは西遊旅行西遊旅行」という旅行社が、数多く取り扱っています。
イラン東部の旅行について
イラン東部の観光都市で人気どころといえば、バムかマシュハド(今回は時間的な都合でいけませんでした)だと思います。バムへ行くには、バスを使うルートが一般的です。私はたまたまケルマンで怖い思いをしましたが、バックパッカーの移動手段としては、やはりバスでしょう。
私が旅行中、知り合った新婚旅行の夫婦は、以下のようなルートを取っていました。
テヘラン→(飛行機)→マシュハド→(飛行機)→テヘラン→(飛行機)→ザヘダン→(バス)→バム→(バス)→ケルマン→(バス)→シーラーズ→(バス)→イスファハン→(飛行機)→テヘラン
旦那さんがインド~トルコまでバックパッカーとして旅行された経験があるそうなのですが、新婚の奥様に、最短でイランの観光要所をみせたいという思いで考えたスケジュールだそうです。参考になればと思い、挙げさせていただきます。
持っていくガイドブック
この辺りの旅行では「地球の歩き方」が断然便利です。掲載されている情報は、あまり当てになりませんが、写真入りというのがミソで、言葉が通じなくても、写真を指差すだけで何とか意思疎通は出来ます。旅行者(特に中級)の間で、地球の歩き方を馬鹿にする人が多いですが、ガイドブックは使いようです。現地でどのように使うか、事前にイメージできるかということです。ロンプラや旅行人ではこんな使い方は出来ませんから・・・
お金について
イランの通貨単位は、「リアル」といいます。日本から持って行くお金は、米ドルが一番良いです。日本円も両替できないわけではありませんが、レートが非常に悪いです。カードはアメリカの金融制裁がなされてから、国内では通用しません。一部では、VISAは使えないが、Masterは使えるという情報が流れたことがありますが、全てのカードがダメです。
両替はホテルでしてもらうのが、一番レートが良くてオススメです。銀行は手数料が高いので、出来るだけ避けた方が良いでしょう。また、街中で闇両替をしている人たちが居ますが、トラブルに巻き込まれる原因になりますので、止めた方が良いです。