帰国子女は英語を忘れないの?
英語に限らず勉強に付きまとうのが「忘却の恐怖」
せっかく覚えた知識を忘れてしまうのは、人間だれでも怖いものです。
しかし、ここで疑問が一つあります。
それは、「帰国子女のような人も英語を忘れてしまうんだろうか」ということ。
その答えを何人かの人に聞いたことがあります。
その答えとは「細かい単語の意味を忘れることはあるが、話しているうちに自然と必要な単語は思い出していく」とのことでした。
よくよく考えれば、バイリンガルのみならずトリリンガルやそれ以上の数の言語を操る人もいます。
そのような方々が、すべての言語についてまんべんなく復習しているなど考えられません。
つまり、「一度覚えた言語は忘れにくい」ということです。
ですから、どんどんいろんな知識を頭に入れ、どんどん使っていけばよいということになります。
英語が忘れにくい理由とは?
実は、英語と普通の知識では、担当する脳の領域が異なります。
ここで専門的な話をしても混乱させるだけなのでやめますが、英語の学友は、歴史の知識を覚えるようなものとは違うということです。
人間の脳とは実に偉大で、人間のコミュニケーションを支える言語については、その専門領域が用意されているのです。
そして、この領域はトレーニングによって鍛えらえます。
言ってみれば、スポーツと同じです。
例えば、しばらくブランクのあったアマチュアゴルファーが、再度、ゴルフを再開しようと思ったとき、スイングの仕方をすべて忘れてしまったということはないでしょう。
なぜなら、スイングの仕組みを体が覚えているからです。
言語を覚える仕組みもこれにかなり近いです。
リスニングは耳で聞き、スピーキングでは口を使い、ライティングでは手を動かすのですから、英語を覚えるのはまさに体を使って覚えているのと同じです。
確かに、マイナーな単語の意味は、いくつか忘れているかもしれません。
しかし、英語に本当に必要なコアな知識は記憶に残っているものです。
このように、言葉というのは、その性質上、忘れにくいのです。
ですので、忘れることを恐れずに、どんどん新しい知識を身につけ、実践しましょう。
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