イラン旅行記(13) イスファハンでの思い出

イスファハン2日目の夜、エマーム広場でチャイハネでお茶でも飲もうかなと入っていくと、すごい混雑。

「どっかに座れる場所はないかな~」と辺りを見回してみると、日本人のカップルを発見。その隣が空いていたので、ちょっと失礼かなと思いつつも迷っていると、「こちらへどうぞ」と逆にお招きいただきました。

お話を伺うと、新婚旅行らしく、旦那さんは昔、インドからシルクロードを通ってイスタンブールまでバックパッカーとして旅行した経験があったのだとか。そして、今回は新婚旅行で奥様にイランの観光地をあちこち見せてあげているのだと仰っていました。

イラン国内ではバックパッカーとして旅行して、その後はドバイでリゾートを楽しむというプランだそうです。

新婚旅行でイランか・・意外に新鮮な試みかも知れません。

イスファハンでは4日間滞在しましたが、興味深い出来事をいくつか体験しました。ここでは、イランの思い出を3つほどあげてみました。

思い出その1

アメリカと緊張関係にあるイランに、「コカコーラ」はありません。ましてや、ペプシなんて、粋なものはないわけです。

変わりにあるのが、冒頭のザムザムコーラ。甘ったるくて、まずいです。でも一週間もするとなれます。

私は帰国してしばらくは、コカコーラに違和感を感じましたから・・・

イランに行きましたら、ザムザムコーラを是非お試しください。

思い出その2

イスラム教はアルコールご法度です。

お隣のパキスタンと違い、イランでは外国人でさえアルコールが禁止されています(パキスタンでは、許可証をもらえばホテルなどの一部施設でアルコールを飲むことができます)。

その代わりといってはなんですが、甘いものが大量に出されます。チャイを飲むときは、砂糖をかじりながらチャイをのみ、さらにケーキやエクレアなどを食べるのです。

その甘ったるいことときたら・・・

イラン人って糖尿病になりにくいのでしょうか???

思い出その3

実はイランの民衆はアメリカ好きだったりします。

僕がイランに行ったときの政権は、親米路線をとっていたハタミ大統領の時代でした。

そのせいか、イスファハンの街中ではアメリカの音楽が流されていたりしました。ただ、やはりそこはイスラム教を厳格に守っている国だけの事はあり、熱心な信者の女性は、人前では目しかださないという教えを忠実に守っている人も少なくないです。こういった人のほうが、旅行者としてはエキゾチックな感覚を憶えるんですよ。

街中で別れのキスをしてる男女を見ると、「お前らー、イスラム教徒だろうが!!」と余計な心配をしてしまうようになりました。

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